ウォームグレーの壁とテラコッタ色のラグがある居室に置かれた無地の白い家電と部屋干しのリネン|除湿機の電気代を方式別に比較

除湿機の電気代を方式別に比較|安いのは季節で変わる【2026年】

※本記事はプロモーションを含みます

除湿機の電気代は、方式を決めた時点で答えが出る——そう考えると、たいてい判断を外します。コンプレッサー式は夏の運転で効率が良く、デシカント式はヒーターを使うぶん通年で消費電力が大きめ。ところがデシカント式は冬でも能力が落ちにくいという性格があり、有利不利は使う季節でそっくり入れ替わります。方式そのものに「安い・高い」の札が付いているわけではない、というのがこの記事の出発点です。

となると先に決めるのは、自分がいつ・何時間まわすのか。そのうえで消費電力×時間×電力量単価という式に自分の数字を入れれば、一般論ではなく「わが家の電気代」が出ます。以下では、その決め方と計算の手順、使う頻度や人数から必要な性能を絞る方法、そしてコロナパナソニックアイリスオーヤマ三菱電機という実在メーカーの商品ページを同じ順番で読む手順を整理していきます。

※執筆:カイテキナビ編集部。除湿量も消費電力も、試験条件や室温で変わる数字です。2026年時点の情報として、購入前に各商品ページと取扱説明書をご確認ください。

結論|除湿機の電気代を方式別に比較して、結局どこを見るか

見るところは3つだけ。しかも順番が決まっていて、上から順に固めていくと迷う場面がぐっと減ります。

  1. いつ使うか(季節):梅雨から夏が中心なのか、冬の部屋干しまで含めて通年で回すのか。ここで有利になる方式が入れ替わります。
  2. 1日に何時間まわすか:電気代は消費電力と運転時間の掛け算です。時間を決めないかぎり、どの機種を選んでも金額は出てきません。
  3. カタログの消費電力が、どの条件の数字か:除湿量も消費電力も試験条件や室温で変わります。運転モードや測定条件の但し書きまで含めて読むところまでが確認です。

この3つのうち、方式の話だけが一人歩きしがちなポイントです。方式ごとの性格を整理すると、こうなります。

方式 電気代の性格 有利になりやすい季節
コンプレッサー式 夏の運転で効率が良い 梅雨から夏
デシカント式 ヒーターを使うため、通年で消費電力は大きめ 冬(低い室温でも能力が落ちにくい)

※方式の性格をまとめた表で、個々の製品の消費電力を示すものではありません。実際の数値は機種ごとに異なります(2026年時点)。

電気代を自分で出す式

1時間あたりの電気代=消費電力(W) ÷ 1000 × 電力量単価(円/kWh)。1日ぶんにするならこれに運転時間(h)を掛け、1か月ぶんならさらに使う日数を掛けます。消費電力は商品ページや取扱説明書の値、電力量単価はご契約中の電力会社の料金明細に書かれている値を使ってください。ここに入れる数字が自分のものである限り、方式の一般論に振り回されずに済みます。

PR

部屋の広さと手入れのしやすさから、季節家電を比べられます。

選び方の重要ポイントを順に解説

方式のあたりが付いても、商品ページには見る欄がたくさん並んでいます。電気代を軸にするなら、優先順位はこの順番です。

1|使う季節を先に固定する

ここが曖昧なままだと、あとの比較がすべてぼやけます。「梅雨のカビ対策がメイン」なのか、「冬の部屋干しを乾かしたい」のか、「花粉の時期から真夏まで年中」なのか。有利不利が季節で入れ替わる以上、季節を決めることは方式を決めることとほぼ同じ意味を持ちます。

2|消費電力は「同じ条件どうし」で並べる

候補が2機種以上になったら、消費電力の数字をそのまま突き合わせる前に、それがどの運転モード・どの条件で測られた値なのかを確認します。条件が違う数字を並べて引き算しても、比較にはなりません。商品ページに条件の記載が見当たらないときは、取扱説明書やメーカーの製品情報まで下りて探すのが確実です。

3|運転モードと排水の方法を確認する

運転モードの種類と、それぞれの消費電力の扱いは機種ごとに書き方が違います。あわせて、たまった水をどう処理する設計になっているかも見ておきたい欄。タンクにためる以外の排水方法に対応しているかどうかは記載が分かれるので、水を捨てに行く頻度を減らしたい人ほど早い段階で確認しておくと候補の絞り込みが速くなります。

コンプレッサー式が生きる場面

  • 梅雨から夏にかけて、湿気の多い時期に運転が集中する使い方
  • 効率の良い季節にまとまった時間まわすため、掛け算の「時間」が大きい人
  • 夏の湿度対策を最優先に置いていて、冬は補助的にしか使わない

コンプレッサー式で先に確認しておきたい点

  • 冬も同じように回すつもりなら、低い室温での運転について商品ページの記載を読んでから決める
  • 通年で使う場合は、季節によって有利不利が入れ替わる前提で見積もる
  • 候補の消費電力を、夏に使うモードと冬に使うモードの両方で拾えているか

一方のデシカント式は、ヒーターを使うぶん通年で消費電力が大きめという前提を外せません。ただし冬でも能力が落ちにくいので、「冬に乾かない時間が延びる」ことも含めて考えると、単純な大小比較にはならないところが悩ましい。冬の運転が主戦場になる人ほど、消費電力の数字だけで足切りしないほうがいい方式です。

迷ったら見る順番はこれ

「使う季節 → 1日の運転時間 → 消費電力の測定条件 → 排水と手入れ」。この順で読むと、比べる項目そのものが減ります。除湿だけでなく暖房や加湿まで含めて季節家電の選び方を通しで押さえたい人は、季節家電の選び方ガイドもあわせてどうぞ。

使う頻度・人数から必要な性能を決める|つけっぱなしの電気代はこう考える

「つけっぱなしにしたら電気代はどうなるのか」という不安は、計算式に戻すとあっさりほどけます。電気代は消費電力と運転時間の掛け算。同じ機種を同じ運転条件で使うかぎり、まわした時間の合計がそのまま金額に効いてきます。だから答えを出すのに必要なのは、機種選びより先に「1日◯時間」という自分の数字なんですよね。

その時間を決めるのが、部屋の広さと乾かしたい洗濯物の量です。家族の人数が増えれば1回に干す量も増え、同じ部屋でも運転時間は延びていく。逆に、ひとり分の部屋干しを短時間で終わらせたいだけなら、長時間運転を前提にした試算はそもそも要りません。人数から必要な性能を決めるというのは、機種の格を上げる話ではなく、掛け算に入れる時間を現実的に見積もる話だと考えてください。

  • 使う部屋の広さ(畳数)と、木造か鉄筋かの別
  • 1回に干す洗濯物のおおよその量(家族の人数から見当をつける)
  • 1日の運転時間と、月に何日使うか
  • まわすのは主に夏か、冬か、それとも通年か
  • 運転中に同じ部屋にいるかどうか
  • 水を捨てに行ける頻度(毎日か、数日おきか)

この6項目をメモしてから商品ページを開くと、適用範囲の目安や運転モードの説明が自分ごととして読めるようになります。ちなみに、季節を分けて数えるのがコツです。夏に毎日3時間・冬は週に2回だけ、という人と、通年で毎晩まわす人とでは、同じ機種でも1年ぶんの金額がまったく違う形になります。まずは機種の全体像から把握したい人は、除湿機の比較ランキングで候補をざっと眺めてからこの計算に戻ってくると早いはずです。

手入れのしやすさで絞る

毎日まわす家電は、性能より先に「続けられるか」で脱落します。除湿機で手が止まりやすいのは、たまった水の処理とフィルターまわり。どちらも買ってから変えられない部分なので、候補が2〜3機種に絞れた段階で必ず見比べておきたいところです。

確認する項目 商品ページ・説明書のどこを見るか 判断の手がかり
たまった水の捨て方 タンクの容量と取り外し方、タンク以外の排水方法への対応 自分が水を捨てに行ける頻度と釣り合うか
フィルターの手入れ お手入れの項目に書かれた頻度と手順 記載された手順が、自分の生活の中で回せるものか
本体の移動 キャスターや取っ手の有無、本体の寸法 部屋をまたいで使うなら、廊下や敷居を越えられるか
置き場所 吸気口・排気口まわりに必要なスペースの記載 壁や家具から離す指定を、置きたい場所で守れるか

※2026年時点。手入れの頻度・手順・設置条件は製品ごとに異なります。

手入れの前提は取扱説明書で

お手入れの方法や頻度は機種ごとに決められています。上の表はあくまで「どこを読むか」の地図であって、具体的な手順は各製品の取扱説明書に従ってください。水を扱う家電なので、自己流の掃除は避けたいところです。

目的別の選び方と、メーカーの見比べ方

除湿機を扱う実在メーカーとして候補に挙がるのが、コロナパナソニックアイリスオーヤマ三菱電機の4社です。各社のラインナップも仕様も入れ替わるため、この記事では特定の型番を「これが一番」とは書きません。価格や売れ筋の順位も扱いません(価格は時期や販売店で動くうえ、電気代の話とは別の軸だからです)。代わりに置いておきたいのは、どのメーカーのページでも同じ順番で読む、という手順のほうです。

使う季節から目的別に絞る

使い方 電気代で先に見る欄 方式選びの考え方
梅雨から夏が中心 夏に使う運転モードの消費電力 効率の良い季節に運転が集中するので、コンプレッサー式が候補に入りやすい
冬の部屋干しが中心 低い室温での運転についての記載 冬でも能力が落ちにくいデシカント式を土俵に乗せる。消費電力は大きめという前提で運転時間を掛ける
通年で毎日まわす 季節ごとの運転時間の合計 有利不利が入れ替わる前提で、1年ぶんの運転時間を夏と冬に分けて見積もる

4社の商品ページを同じ順番で読む

コロナ、パナソニック、アイリスオーヤマ、三菱電機。並べる順番はどうでもよくて、大事なのは4社ぶんのページで拾う項目をそろえることです。次の順で読むと、比較表が手元に自然とできあがります。

  1. 方式の表記を探す(コンプレッサー式か、デシカント式か)
  2. 消費電力の欄で、どの運転モード・どの条件の値なのかを確認する
  3. 除湿量に併記された条件(室温など)を見て、自分が使う部屋の環境と近いか照らす
  4. お手入れと排水の項目を読む
  5. ここまでの4項目を、4社ぶんメモに並べる

1〜4を拾い終えたら、H2の前半で出した式に入れるだけです。同じ条件で測られた消費電力に自分の運転時間と電力量単価を掛ければ、4社の候補が同じ土俵で金額に変換されます。型番まで絞り込む段階では、その型番が2026年時点で流通しているか、仕様が変わっていないかを必ず商品ページで確かめてください。タイプ別に候補を眺めたい人は、除湿機のおすすめ記事から入るとメーカー横断の全体像がつかめます。

よくある質問|除湿機の電気代を方式別に比較

除湿機をつけっぱなしにすると、電気代はどのくらいになりますか?

計算式で出せます。電気代は消費電力と運転時間の掛け算なので、同じ機種を同じ運転条件で使うかぎり、まわした時間の合計がそのまま金額に効きます。消費電力(W) ÷ 1000 × 運転時間(h) × 電力量単価(円/kWh) に自分の数字を入れてください。消費電力は商品ページや取扱説明書、電力量単価はご契約中の電力会社の料金明細で確認できます。

デシカント式は電気代が高くなりますか?

ヒーターを使うぶん、通年で消費電力は大きめです。ただし冬でも能力が落ちにくいという性格があるので、高い・安いの一言では決められません。冬にどれだけの時間まわすのかとセットで判断してください。

カタログに書かれた消費電力どおりの電気代になりますか?

そうとは限りません。除湿量も消費電力も、試験条件や室温で変わる数字だからです。一点の金額を出して安心するより、前提を書き添えた幅で見積もっておくほうが、実際の請求額とのズレが小さくなります。

通年で使いたい場合、方式はどう考えればいいですか?

1年の運転時間を、夏と冬に分けて書き出すところから始めてください。有利不利が季節で入れ替わる以上、どちらの季節に時間が偏っているかが判断材料になります。両方が同じくらいなら、消費電力の数字だけでなく、それぞれの季節の運転条件についての記載まで読んで決めることになります。

PR

適用畳数と給水方式を実機の仕様で確認できます。

まとめ|除湿機の電気代を方式別に比較する

ここまでの話を、判断に使える形で3行に畳んでおきます。

  • コンプレッサー式は夏の運転で効率が良く、デシカント式はヒーターを使うぶん通年で消費電力が大きめ。ただし冬でも能力が落ちにくいので、有利不利は季節で入れ替わる
  • 金額は消費電力(W) ÷ 1000 × 運転時間(h) × 電力量単価(円/kWh) で自分で出せる。方式の一般論より、自分の運転時間のほうが結果を左右する
  • 除湿量も消費電力も試験条件や室温で変わる数字。断定せず、条件を添えた幅で見積もる

コロナ、パナソニック、アイリスオーヤマ、三菱電機の商品ページを、方式の表記 → 消費電力の測定条件 → 除湿量の条件 → お手入れと排水、という同じ順番で読む。それだけで比較は片付きます。

方式の考え方が固まったら、次は候補選びです。タイプ別に整理した「除湿機のおすすめ」記事で、自分の使い方に近いところから見ていってください。

除湿機のおすすめをタイプ別に見る

※Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。記事内で挙げたのは2026年時点で実在するメーカー名であり、特定の製品の性能・価格を保証するものではありません。

Scroll to Top